失意のビートマグナム・・・バネをつけるぜ。

豪  「こ、ここは・・・・・・!?」
鉄心 「わしの昔の研究室じゃ!」
烈  「鉄心先生、やっぱり昔から研究を・・・・・・!?」
鉄心 「ヒマつぶしののう! シャーシもいっぱい作ったはずなんじゃが・・・・・・。」
皆  「あらら・・・・・・!?」
鉄心 「すまん、み〜〜んなつぶれとるわ!」
豪  「わ〜〜〜!! ったくちゃんとしまっとけよな! あっ!? み、見ろ。このシャーシはぶじだぜ!」
鉄心 「おう、それはスーパービートシャーシじゃな!」
皆  「スーパービートシャーシ!?」
豪  「バ、バネがついているぞ・・・・・・!?」
鉄心 「それはドラゴンサスペションシステムじゃ! よりによって、こいつが残っておるとはのう・・・・・・!
    ジャジャ馬ですごくクセのあるシャーシなんじゃ! おまえさんたちにはあつかいきれんかもしれん!」
豪  「へっ、バカにすんな!! おもしれぇ、やってやるぜ!!」 

以上出展:コロコロコミック7月号 爆走兄弟レッツ&ゴー!!


私はこの一節や新マグナムのスクープ記事を最初見た時、「今度のビートマグナムはきっと、新シャーシでそれは
スプリングを用いたサスペション機能を具備するものだ。タミヤさんもやってくれたな。」と大人心を弾ませておりました。
しかし時が経ち全貌が明らかになるにつれ、シャーシはTZでバネはついていなく、バネを模倣したプラスチック部品
である事が私を失意のどん底に落としたのです。「オレはビートマグナムなんぞ買うものか。」

そんなある日、助手のジュンが作ったビートマグナムを見て私はひらめいたのです。「フッ。バネをつけたらええんやろ。」
「おもしれぇ、やってやるぜ!!」
そしてついに私はタミヤミニ4駆パーツオンリーで模造(模擬)ドラゴンサスペションを完成させたのです。

これがその写真です。

使用パーツはスピンアックス又はプロトセイバーエボリューションの前輪軸用リベット・ワッシャーそれに肝心のバネと
して、スライドダンパーローラーセット付属のスプリング(弱)を選びました。
作り方は
 1)スプリングの片端にワッシャを接着し、ワッシャ側からリベットを通します。
 2)プラスチック部品のバネ模倣部をカットします。カット面はヤスリで平らにしましょう。
 3)残ったプラスチック部品の前側にピンバイス(2.2mm)で突破らない程度の深さの穴をあけます。
 4)後側はピンバイス(3.2mm)でクレーター状に溝を彫ります。(リベットの頭が収まる程度です。)
 5)スプリングをリベットの長さより数ミリ長く引っ張って伸ばします。
 6)後側のプラスチック部品をボディに接着します。
 7)前側のプラスチック部品にあけた穴にリベットを差込み、リベットの頭が4)で加工した溝にはまるようにして、
   前側部品をボディに接着します。

一応これでボディのたわみにフレキシブルに対応できる仕組みができます。ただ、実際上は殆ど機能しないでしょう。
でも私の「バネをつけるぜ」は達成できました。久々に助手達も感心していました。
父さんはこうして威厳を保ちつづけるのです。


[BACK]